願いが叶わなかった時
先月、アラフィフにして ン十年ぶりの履歴書を書き、
数週間後、ン十年ぶりの「お祈りレター」を受け取りました(笑)。
就職、受験、なにかへの応募・志願…。
「どうしても手に入れたい!受かりたい!」目標ってありますよね。
私も今回、結果を待つ間にその後のあれこれを想像(妄想?)しながら
「選んでもらえたら頑張ろう!楽しみだなー!」と、
ワクワクしてました。
そして、
不合格(笑)。
私が応募したのは、ある大学の学生達をサポートする
「社会人メンター」だったんですが、
年齢制限は特になかったけれど、
もし私が採用担当だったら、
もっと学生の年齢に近い人を選ぶよ、うん。
ダメだった一番の原因は年齢にちがいない(そうか?)。
もしくは、暑苦しすぎる応募レターにドン引きされたか 笑。
なんて個人的なつぶやきは置いておいて、
「不合格」という結果の受け止め方次第で
その後の様々な結果まで変わるよね、と実感しています。
「不合格」という結果は変えられない
ほとんどの場合、不合格という結果が出たら
その結果を自分の力で変えることはできません。
ですから後は、
「自分がそれをどう受け止めるか」が大事。
- 心が折れて今後の自信と意欲までなくすのか
- 「ご縁がなかった」と気持ちを切り替えるのか
- くやしい気持ちをバネにもっと頑張るのか
自分の受け止め方によってその後の行動が変わり、
その結果、自分の出す結果も変わると思いませんか?
かのエジソンは、白熱電球に適した素材探しの実験での
2万回の失敗を友人に指摘された時に
「自分は一度も失敗していない。
これじゃないという発見を2万回しただけだ」と言ったそう。
れ、レベルが違いすぎる、そこまではムリ 笑。
不合格が悪いとは限らない
今回の結果もそうですが、「人間万事塞翁が馬」。
「不合格」という結果が悪いとは限りません。
私自身は高校・大学受験は順調でしたが、
就活では、第一希望の企業はダメでした。
当時は自分なりにその企業を調べ、
「不合格」にもガッカリした記憶がありますが、
その後、別の会社の選考が進むにつれて
どんどんその会社と社員の方々が好きになり、
最終的に入社・在籍した5年間は、
- 自分らしく、のびのびと働かせてもらえた
- 人間関係もよくて楽しかった
- 人事部・研修担当での経験は今につながる学びだった
- 人生のバイブルとなる「7つの習慣」に出会えた
- 夫と出会った(笑)
など、色んな意味で「自分のその後の人生」を
大きく左右した分岐点となりました。
また、社会人になり、当時第一志望だった会社を
外からみてみると、
自分は多分その会社にはあわなかっただろうな
という事にも、気づきました。
学生の立場からはきっとわからなかった
資質的・社風的な「合う・合わない」も、
人事担当者は見抜いていたのかもしれないし、
そもそもそこまで丁寧に審査して
もらえなかったのかもしれない。
当時の面接時、一緒に並んでいた学生達は、
東大や一橋大などの国立大学生ばかりでしたから、
もし大学が重要ならどのみちご縁はなかったし、
入社できても別のしんどさがあったかもしれません。
つまり、合否はその後の人生を左右しますが、
合格がいい、不合格が悪い、につながるとは限らない
と、いう事です。
合否結果へのマインドセット
だから、自分や子どもの受験や就活の合否と向き合う時には、
こんな風に考えておくといいのでは、と感じています。
- 合否結果&審査する人を信頼する
結果がどうであれ、そう審査した人の判断にはきっと、一理ある。
この結果は相手にとっても自分にとっても最善だろう、と受け入れる。 - 結果に関係なく、前向きな努力・行動を続ける
合否の結果が悪い方につながるとしたら、
それは自分がその結果によって、調子に乗ったり・なげやりになったりした時。
だから、どんな結果が出たとしても、自分のやるべきことを見失わないこと。 - 自分と自分の人生を、信頼する
どんな結果が出ても、自分も自分の人生も、大丈夫。
そう信頼できるココロを持てる事が「最強」です。 - 人の結果(特に我が子)は「自分ではなく相手の気持ち」に寄り添う
残念な結果になった時に一番つらいのは本人。
たとえ我が子の結果であっても、親が落ち込んだりしないように注意、
ましてやダメ出しや説教は絶対NG。
本人の落胆、悲しみ、悔しさに寄り添ってあげつつ、
「じゃあどうする?」を一緒に考えたり、「こっちの道もよさそうだよ」と、
結果を前向きに受け入れられるサポートがおすすめです。
受験・就活と向き合う親子の皆様へ
高校受験の時、本命の試験日前日に母が教えてくれた言葉が、
「人事を尽くして天命を待つ」
でした。
「精一杯できる努力をしてきたんだから後は運にまかせればいいの。
合格でも不合格でも、それはきっとあなたにとっていい結果。
だから明日は安心して頑張っておいで。」
母がこんな風に言ってくれた事を、今でもよく覚えています。
緊張していた当時の私は、この声がけのおかげで肩の力が抜けて、
「よし、明日は出来る精一杯を、頑張ろう!」と思えました。
そんな母は今でも、私を含めた4人の子どもを
「うちの子ども達は、みんないい子。」と、親バカ一直線。
未だに自分ではなく私達の心配をしてますが(笑)、
「無条件に自分を信頼・応援してくれる存在」は、
人生を生きていく上で一番の安心と勇気につながる気がします。
だから、どんな結果に直面しても
自分と自分の人生を信頼し、前に進むココロを育み、
大切な人に対しては「批評家」ではなく「応援団」でいましょう。
あなたとあなたの大切な人達の進む道が、
希望と幸せにあふれるものでありますように。