話題になってる「反抗期届」って何?
「反抗期届」なるものが話題になっていますね。
3児のお父様がツイートしたのが拡散されたそうですが、
奥様が中学生の息子さんに
「そんなに反抗するなら届出を出してからにして」
と、手作りして渡した書類のことです。
中学1年の後半に渡した書類が
2年生になったばかりの最近、
息子さんから申請されたそうです(笑)。
※いやー、わかります。
「中学生になってもまだまだ素直~♪」な男子でも
中2の一年間のどこかで、大体来ます(笑)。
我が家でも、仕事でお会いする男子ママ達の話でも
大体「中2」です。(※早い子はもっと早い!)
「反抗期届」の内容は
1.期間:4月10日~7月31日(短かっ!可愛いもんだ)
2.①朝起こすこと ②部屋の掃除 ③家族の行事・外出
についての有無や具体的な要望(頻度など)
※「項目が多いと読んでくれない」という
奥様の洞察力によりこれだけ。
この届出、何よりも素敵なのは
奥様の余裕とユーモアセンス。
届出を出してくる息子さんも反抗期とはいえ、
基本的には良好な家族関係なのを感じます。
反抗期は「順調な成長」の証し
「思春期の子どものお片づけ」は、
整理収納の仕事の中でもお悩みの深いテーマの一つ。
※このサイトの一番人気の記事:
「思春期の子どもはなぜ片づけてくれないのか」
ですが、
反抗期は子供が自立するための「順調な成長段階」
として、喜ぶべきことでもあります。
ですから「全力で阻止!」なんてしないこと。
しようとすればするほど、余計こじれて長引きます。
この時期の子ども達はとにかく、
機嫌のいい時と悪い時やOKな話題とNGな話題のルールが
わかりづらく面倒くさくて「気まぐれな猫」みたい。
それでも、
反抗が激しすぎるとしたら、それはやはり
私達親が「本人の嫌がる事ばかりするから」。
もちろん「我が子が心配なあまり」、
悪気なく、です。
だからこの反抗期届のようなツールは、
我が子の「してほしい事・してほしくない事」を
きちんと理解し・尊重する手段として、
(または話し合うきっかけとしても)
とてもいい方法だなあと思います。
本人の言い分がわかると
気まぐれに見えた子ども達の機嫌の理由も、
案外シンプルでわかりやすい。
思春期はとにかく「親子関係を整える」
この時期はとにかく、
親子の関係性をよくする事が何よりも大事。
片づけの話も、
勉強や受験の話も、
スマホやゲームの話も、
それ以上の人生の大切な話も、
できるかできないかは、親子関係次第になります。
だから親として心配な案件があればあるほど、
まずは子どもを尊重することから始めましょう。
思春期の我が子に対してこころがける事
- ドアが閉まっている時は声をかけながらノック
- 嫌がる話はタイミングと言い方に注意
- 深追いしない・過去の事まで持ち出さない
- 「おこごと」以上に「頑張ってる事」への声かけを
などは「今日からすぐできる」ほんの一例です。
親が闘うべきは「我が子」ではなく「自分の不安と焦り」。
それができれば、思春期・反抗期のストレスは軽くなるし、
トンネルを抜けた時に、いろんな話ができる関係に戻れます。
幼い時代と変わらない可愛い我が子の姿を、
自分の不安で見失わないでくださいね。