子育て・親子の片づけ

思春期の子どもはなぜ片付けてくれないのか

思春期の子どもはなぜ片付けてくれないのか

息子部屋

「子どもが片づけてくれない」は
家族で暮らすおうちならではのお悩みです。

中でも難しいのは、実は小さな子どもではなく、
思春期以降の「大きな子ども」。

子どもが小さいうちは、
片づけやすい仕組みを整えてあげるだけで
あっさり片づけてくれることも多い。

また、親が喜んだり褒めてくれるのが
まだまだ嬉しい年代なので、
仕組みを整え、穏やかに声をかけ、
出来たらほめて、いざとなれば雷を落として
(これはおススメではないですが)
片づけさせることが可能です。

ですが、子どもが思春期・反抗期に入ると、
片付けて、と伝えても聞いてもらえなくなります。
しかりつければつけるほど、関係が悪化するだけで
部屋は余計荒れるばかり。

中学生以上の思春期の子ども達との片づけは、
まず相手の状況を理解し、共感して寄り添う事から
はじめる事が不可欠です。

 

思春期の子どもが片づけられない6つの理由

中学生以上の子ども達には、片づけられない理由が沢山あります。

1.モノの管理が複雑になる

小学校に比べて科目数が増え、副教材も増えます。
科目によっては教科書以外にもプリントの嵐!
(プリントの種類・形が整理されていない先生も)。
わかりやすく管理するのは、大人でも本当に大変です。

2.時間がない

科目数が増えると当然、勉強も大変になります。
部活に入ると、平日も週末も練習が入りがち、
更に塾に通う子であれば、まさに分刻みのスケジュール。
「自宅での持ち時間」が、あまりにも少ないのです。

3.疲れている

部活で疲れ切って帰宅、宿題もあるし予習復習も必要?
もはや部屋を片付ける気力と体力がありません。

4.やらなくても意外と困らない

「あれ、片づけなくても何とかなる?」と気づき始めるお年頃。
小学生時代と比べて、自分の部屋で過ごすことが少なくなると、
最低限「毎日の学校の支度」がなんとかなればOK。
小学校の頃ほど、友達も遊びに来なくなり、片づけのOKラインが下がります。
勉強する場所が学校や塾、リビングならばなおさら、
勉強机が物置き状態でも困りません。

5.褒められようと思わない

小さな頃は、部屋をすっきりさせていると親や周りの大人、同級生にも
ビックリされたりほめられたりします。
ですが中学生以降は人が来る頻度が下がり、「他人の目」も気にならなく
なります(もともと片づけない子はなおさら)。
また、反抗期や思春期は親は「反発したくなる」存在。
言う事を聞いて褒められようというモチベーションも下がります。

6.思春期ホルモンのせい

専門家によると、この年代は頭も心もとっ散らかる時期だそう。
モノの状態にもそれが表れると思われます。

ざっと挙げても、これだけの「片づけない理由」があります。
大人でも「そりゃあそうだよなあ。」と思いませんか?

 

思春期の子どもに片づけてもらう6つのコツ

「じゃあ、思春期の子どもの部屋はあきらめるしかないの??」

安心して下さい、そんなことはありません。
思春期の子どもでもコミュニケーションを間違えなければ、
片付けの話も勉強の話も、ちゃんとできる関係を築けます。

1.今の我が子の状況に寄り添う

まず今の我が子の大変さを理解し、彼らの気持ちに共感しましょう。
親にとってははるか昔のティーンエイジャー時代ですが、
当時は私達も「親は全くわかってない!」と思ったことがあるはず。

「やらなくちゃ。」の気持ちを全く持たない子どもはいません。
だからこそ「○○、やったの?!」とチェックしたい気持ちをぐっとこらえて、
「お帰り、今日もお疲れ様!」の声かけからスタートです。

2.我が子の「好きな事」に、関心を持つ

子どもが好きな事、興味のある事に、関心を持ちましょう。
自分も好きなら会話も盛り上がりますが、
無理に好きになる必要はありません(子どもが好きな物なんて大体、
親には理解できない物だらけです)。

批判や批評をせず、関心をもって聞いてくれる親なら、
思春期の子どもでも、あれこれと話してくれます。
(だって自分の好きな事の話を熱心に聞いてもらえるって
本当に嬉しい事でしょう?)

あれこれ話してくれる中で我が子をより深く理解できたり、
様子がわからなくて不安・心配だった親の気持ちも落ち着きます。

3.必要な事は毅然と伝える

我が子に寄り添い共感するとは、
「子どもの都合に全てあわせる」という事ではありません。

「掃除機がかけられるように、床置きだけはしないでね」
「学校からのプリントだけは出してね」など、

家庭運営・子育てにに不可欠な事は、毅然と伝えましょう。
ルールがあまり多くなりすぎないよう、厳選して。

4.「感じよく」伝える

毅然と伝える際に忘れてはいけないのが「感じよく」伝える事。
子どもへのその言い方、ママ友に対してもできますか?
例え我が子であっても、大人に対してと同じく、
相手を気遣った丁寧な言い方を忘れないようにしましょう。

5.サポートできる部分を申し出る

我が子の生活が明らかにうまく回っていないようなら
「何か手伝えそうなこと、ある?」と聞いてみましょう。

頭ごなしに怒られると、「ほっといて!」「ウザい」と、
言い返す思春期の子ども達。
ですが、気力・体力共にギリギリな彼らは、
「絶妙なサポート」なら、とても必要としています。

「起きてこなかったら、〇時には絶対に起こしてー」
「プリントを出すのを忘れちゃうから声をかけてー」
「明日お弁当が必要になっちゃったー」

など、相手から頼まれたこと「だけ」を、
笑顔で粛々と提供してあげましょう。

6.我が子がよろこぶサポートは

食べ盛りなこの時代は、なんといっても「好物のご飯」!
話しかけても返事しない子が「今日のご飯」だけは聞いてくる。
そんなことありませんか?

この時期の親は、
顔で笑って、心で泣いて、せっせと子供の好物を作る。
これに尽きるのではないでしょうか。

 

思春期の親として、最も大切な事

最後に一つ。
思春期の親に一番大切な事は、私自身の経験からも
「子どもに求める前に、まず自分の行動を振り返る事」と痛感します。

子どもに「片づけて」と伝える前に
「自分のコーナー」は片づいていますか?

思春期以降の子ども達は、大人をとても冷静に観ています。
学校でも、尊敬する先生・先輩には礼儀正しく素直(!)、
そうじゃない人に対しては軽視したり反発したりします。

特に、身内である親は厳しめに評価されがち。

つまり、思春期の子の親は「人として尊敬できる大人であるか」
という、とても厳しい問いを突きつけられているのです。

「片付けなさい」と伝える前に、自分ができる事を確認。

そもそも「主婦が自分の裁量で片づけられる範囲」は、とても広い。
ちょっとぐらい夫や子どもが片づけてくれなかろうが、
自分が一人で決められる場所を片づけるだけで
暮らしは「劇的ビフォアアフター!」になります。

そして、親が「自分のすべき事」に集中し始めると
子どもも自然に、自分のすべき事を考えるようになります。

ガミガミいう前に、まずは黙って頑張る背中を見せる。

家族がお互いの事を心から信頼し応援できる関係になれるよう、
ぜひ試してみて下さいね。

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