「7つの習慣J®」ファシリテーターを取得した理由
4月末に受験した「7つの習慣J®」ファシリテーター試験、
無事合格しました。
これからはママ達だけでなく、子ども達を直接サポートできる。
しかも私が心から敬愛・信頼する『7つの習慣』のコンテンツを通して。
喜びと使命感でいっぱいです。
※「7つの習慣J®」ファシリテーターは、
小学生1年生~高校3年生までの子ども達に、
世界的ベストセラー『7つの習慣』の内容を
伝える事ができる認定資格です。
「7つの習慣®」との出会い
私と「7つの習慣®」との出会いは、本業の「整理収納」よりも前。
新卒入社した会社で人事部に配属され、「採用・研修担当」として
人事部員向け体験講座に、上司と参加したのでした。
世界的ベストセラー『7つの習慣』の翻訳本が日本で発売され、
リクルート(株)がイチオシ企業研修として展開していた当時。
研修の初日には「これ、絶対いいですね!」と意見が一致。
その後まもなく全社員向けの導入が決まりました。
経験の浅い新入社員だった事が幸いし、私は新入社員から役員向けの
ほぼ全ての研修に「事務局」(社員のお世話係)として同行。
素晴らしい講師陣による『7つの習慣』の教えを
繰り返し聞くことができたのは、今考えても贅沢すぎる体験でした。
…あの分厚い本を「買ったけど挫折した」という方、多いですよね。
私は講座から入ったからこそ、強烈に共感し、すんなりと理解できた
のかもしれません(笑)。
女性の人生は想定外だらけ
新卒の就職活動の頃は「女性が長く働けそうな会社」を探していました。
無事にご縁をいただけたのが、メルセデス・ベンツを扱うドイツ系外資でした。
- 「総合職」「一般職」の区別がない
- 育児休職が最長2年とれる、休職中の女性も複数いる
- 年齢の高い女性(こらw)も複数いる
- 社内結婚しても夫婦そろって働ける
- 転勤がない
などを知って「本当に長く働けそうだなあ」と共感し、
OB訪問させていただいた知り合いの先輩の話と
人事部の方々の人柄と対応に惹かれて入社。
数年して同期入社の主人と社内結婚し、その後も
2人そろって深夜までガッツリ働き、ガッツリ遊び、
たまたま知った日本初の「保育所付きマンション」を
妊娠もしていないのに購入して引っ越し。
同じ頃にメルセデスのワゴンも社員販売で購入、
上司には「20代半ばで車も買ってマンションも買って、
もうお墓ぐらいしか買う楽しみないじゃないの。」と笑われました。
そんな「一生働く」計画が、ガラガラと崩れたのは、
育児休職に入って7か月目の大晦日。
主人の
「実は会社を辞めてアメリカにMBA留学したい」
という一言がきっかけでした。
ビックリはしたものの、その後話しあいとシミュレーションを重ねた結果、
1年半後に夫婦そろって会社を退職、2歳の娘を連れて渡米。
「最高に貧乏で最高に思い出深い2年間」を経て帰国し、
ローン返済を頑張りながら主人は独立準備、私は2人目を出産。
主人の前進ぶりを傍で見守りながら
自分の現状と今後にぼんやりと落ち込むようになったのは
その頃でした。
将来の職業に「保育士」を考えた事もあるぐらい、子どもは好き。
それでも、
- 日々の暮らしは同じことの繰り返しで先が見えない
- 結婚・出産・子育てに計画を狂わされるのはいつも女性
- 自分が社会復帰できる日はくるのか
- そもそも自分は社会復帰したいのか?その覚悟はあるのか?
- どんな仕事・どんな働き方なら社会復帰できるのか?
- 生き生きと自分の目標に向かって走り続ける夫がうらやましい、
いや、もはや妬ましく恨めしい(笑) - そして、そんなちっぽけでブラックな自分に落ち込む
多くの女性が体験する「日本社会の理不尽さ」にモヤモヤとしながらも
これ!という答えも主張もなく。
自分なりに日々を頑張り楽しんでいたとはいえ、まあまあ辛い時期でした。
どんな時も『7つの習慣』が味方だった
そんな時代も、自分の中に定着していた『7つの習慣』とその考え方は、
気づかないうちに、自分の羅針盤になってくれていました。
- 「今、私ができる事」を考え、続ける
(第1の習慣:自分が選択する) - 不平不満を並べるよりも「私はこうしたい!」を見つける
(第2の習慣:終わりを考えてから始める) - 主人・子どもに振り回されてもOKなスケジュール管理
(第3の習慣:一番大切な事を優先する) - 私も主人も納得できる暮らし方・働き方を考える
(第4の習慣:Win-Winを考える) - 私ばかり大変、ではなく主人も大変なのだと理解する
(第5の習慣:まず相手を理解してから、次に理解される) - どちらもが、稼げる&家事をまわせる夫婦になる
(第6の習慣:相乗効果を発揮する) - そのために必要な「自分アップデート」を模索する
(第7の習慣:自分を磨く)
そんな、たくさんの紆余曲折を経て、主人や家族の協力を得て、
8年間の専業主婦生活の後に「整理収納アドバイザー」として起業。
社会復帰は「家事は100%私担当」からのスタートでしたが、
この14年の間に、本当にたくさんの会話(時にはバトル?)を重ね、
家計分担・家事分担・お互いの仕事内容や働き方も大小の変化を繰り返し、
家庭運営チームとしては、今が一番いい関係・バランスになりました。
そして、子ども達が大学生と高校生になった今では、
家族4人の暮らしも「親2人と子ども2人」から「大人4人」に、
少しずつシフトしつつあります。
「7つの習慣®」は、人生の様々な岐路において、
クリアすべき課題や悩みと向き合いながら
主体的に幸せに生きていける「人生の智慧」。
自分の人生を通して、そう実感しています。
「片づけ」×『7つの習慣』
そんな私が整理収納で伝えてきた事も、
『7つの習慣』と深くリンクしています。
- 自分軸が見えれば、部屋は片づく
- きれいな部屋にするためではなく、
自分のやりたい事ができるための片づけを - キッチリ収納するよりも、家族が続けられる片づけを
- 収納に手間をかけすぎない、ゆる片づけで十分
- 自分が既に十分頑張ってることに気づいて、
どこまでスッキリさせるのかを明確に - 協力して欲しいなら夫や子どもの気持ちと意見を尊重、
時には自分が譲った方が片づけてもらえる家族に - ルールを決めすぎるから子どもがやってくれない、
自由にさせて、困ったらサポートしよう
家庭内の片づけがうまくいかない時、
そこにあるのは収納の問題だけではなく、
家族のコミュニケーション・人間関係の問題です。
(ファミ片では「関わり方」と言っています)
だから、色々工夫してるのに家族が片づけてくれない時は
自分の家族への接し方・声かけ・気持ちを変えよう、
家族がしてくれている事や、時には我慢してくれている事に
気づいて、お互いへの思いやりを取り戻そう。
そんな事をPTA講演会やファミ片の講座で親御さんに伝え、
お片づけサービスでは、ご夫婦や親子の仲介役をつとめるよう
心がけてきました。
「7つの習慣J®」ファシリテーターを目指した理由
「親御さんだけでなく、子ども達のことも直接サポートしたい」
という気持ちが次第に湧き上がってきた頃に見つけたのが、
「7つの習慣J®」ファシリテーターでした。
お片づけの現場で毎回感動するのが、子ども達の力。
子ども達は物の要不要を、大人よりも潔く判断できるのに、
親の思い込みや価値観のせいで自分で決めさせてもらえなかったり、
色んなことを十分頑張ってるのに
「まだまだ足りない」というメッセージを送られ続けて
自分への信頼(自己肯定感)がくじけていることがあります。
だから、これまでの「親御さんに伝える」「親御さん経由で伝える」
だけでなく「子ども達に直接関わりたい!」という想いにたどり着きました。
『7つの習慣』は私にとって、
この上なく完成された「美しい数式」のような理論。
仕事柄、たくさんの自己啓発本を読んできましたが、
『7つの習慣』は人生における「ファイナルアンサー」です。
20代半ばにして私が知った『7つの習慣』を、
子ども達がもっと早くに知ることができたなら、
彼らの人生は、どれだけワクワクとした豊かなものになるだろう?
私は「7つの習慣J®」のFT(ファシリテーター)として、
子ども達に直接「彼らの素晴らしさ」を伝えたい。
子ども達の反応と変化を通して、
親御さんが我が子を信じ、心から応援できるように、
親御さんと子ども達を、サポートしたいと思います。
子ども達が「この世界と、出会う人達を、信頼できる人」になれるよう
「自分次第で 色んなことを望み通りの方向に変えていける」
「自分次第で 色んな人と分かり合えたり、協力し合えたりする」
そう信じて、そのための行動をとれる人 になれるよう
FTとしての自分も『7つの習慣』を体現する人を目指して頑張ります。
子ども達に「大人になるって楽しそうかも!」と思ってもらえる、
そんなファシリテーターに、必ずなります。