夫婦デート:映画と美術館のはしごをしました
毎月1回程度の、恒例夫婦デート。
11月はお互いに忙しくて行けませんでしたが、
今は良さそうな映画がたくさんです♪
今回は映画と美術館と、二つのイベントを
組み合わせて、朝9時半から夕方5時半までの
ガッツリお出かけとなりました。
…いや、イベントが1つの日も、
その後で早めの夕食(という名の飲み)がついてくるので、
所要時間はあまり変わりません。
ですが今回は、私からの「ダイエット」最終勧告が発令されたので、
夫婦でのお出かけはしばらくの間、
「夕食(という名の飲み←しつこいw)はなし」
という事にあいなりました。
※なんで酒好きってあんなに意思が弱いんですかー、
こちとら何も心がけなくても体重の増減ないのにw。
むしろ痩せてると老けて見えるお年頃に突入してるので、
真面目に「足して二で割ってやりたいっ!」。
…とまあ、そんなことはどうでもいいとして、
今回の二つのイベント、どちらも素晴らしくて大満足でした♪
実話に基づくドイツ映画。
自閉症・10歳の男の子がひょんなことから
「推しのサッカーチームを見つける!」と言い出し、
仕事漬け・子育ては妻任せ、だった父親が、
毎週末に国内56か所(!)のサッカーチームを
息子とめぐるプロジェクトを始める、という話。
- 自閉症に対する世間の無知からくる冷たさ
- 子ども達の「普通と違う」クラスメートへの残酷さ
- 一人で障害児と直面してきた母の辛さや苦しさ
- プロジェクトを始めた父親の奮闘っぷり
- 夫婦でぶつかりながら完璧なチームに変わるまで
男の子自身が言葉で説明する「自分でもどうにもならない状態とその苦しさ」
など、コメディ要素もあるとはいえ、
「面白かった」なんてとても言えない、
でも本当に見てよかった、素晴らしい映画でした。
私が理事をつとめるファミ片で来年からリリース予定の新講座も、
「ありのまま」を受け止めて理解し、その子のままで生きていける方法をみんなで模索する」
という想いで作り上げましたので、
今回の映画の根底に流れる同じ世界観に、目も胸も熱くなりました。
夫婦それぞれが、知り合いから評判を聞いていた展示会、
最終日に間に合いました。
6~7歳で描いたという作品は、「うそーん!」と
信じられないレベルで、笑うしかない、ほんとにすごい!
そんな、小さい頃から神童だった田中一村さん、
一発合格だった藝大は家事都合?により2か月で中退とか、
何度出展しても入選できなかったとか、
生きている間に個展は実現できなかったなど、
無名のまま生涯を終えるという
なかなかに苦しい画家人生に見えました。
が、作品からはそんな大変さが全くなかったかのような
パワーが伝わってくる感じで、
実際、何十年も支えてくれるパトロンがいたり、
生活のための仕事も多少していたとはいえ、
なくなるまで画家としての人生を全うできていたり
たくさんの試行錯誤と共に画風もどんどん変化しながら
印象的で華やかな作品を次々と生み出したり。
人生の最期の時期に奄美で描いた作品に関する
「この絵は、百万円出されても売ることはできません。
この絵は、閻魔大王への手土産なのです。」
という言葉を読むにつれ、
どんなに苦しい事があったとしても
とても幸せに生きた人なんだろうなあ、
と思いました。
どちらのイベントも、
「幸せとは」を考えさせられる体験。
いい一日でした。
そして、
「イベント後の夕食」を封印された私達。
新宿での映画の後に上野に移動して昼食を食べ、
※「お腹いっぱいになった?」と聞くと
「なったけどまだ食べられる」と。
…そういうとこだよ…。
立ちっぱなし・激混みの美術展の後は
併設のカフェで「ちょっとだけ甘味」を。
※これは私も欲してたので「半分こ」。
「普段だったら生ビール」の主人、
酒を封印すると、スイーツに流れる二刀流。
…そういうとこだろ、やっぱり…。
仕事と立場柄、
どうしても会食・飲み会の数はなかなか減らせない。
となると、平日は意志の力で自制してもらい、
週末は妻の怖い目で監視していくとしましょう。
まだまだ公私ともに元気に頑張り、
夫婦円満に楽しんでいくためにも、です。