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「ファーザー」を観てきました

「ファーザー」を観てきました

ファーザー

「父の日」は、夫婦で映画鑑賞でした。

アンソニー・ホプキンスが史上最年長の83才で
アカデミー賞を受賞した「ファーザー」を予約。
※満席ですよ!上映館、少なすぎないか?!

認知症が進む父と、その娘の物語。
(父の名は役者と同じ「アンソニー」)

1人暮らしの父の様子を定期的にみていた娘が
恋人とパリで暮らすことになり、
会えなくなる父を心配して試行錯誤するも、

介護サービスを拒絶し、
パリへ旅立とうとする娘を責める父。

その間も、刻一刻と、父の認知症は進む…。

 

この映画は時に、時間や記憶が錯綜する
アンソニーの目線で描かれます。

毎日暮らす我が家の室内が
気がつくと変わっていたり、

知らない人が突然押しかけて来たり、
娘とどうにも話がかみあわなかったり。

不思議な事が、たくさん押し寄せる。

最初は「頑固で面倒な父」に手を焼く娘
の目線で観ていたはずなのに、

気づけば認知症の進むアンソニーに
同化したかのような気分になり、

不気味な混乱とイライラで、
どんどん不安になってくる感じ。

 

テーマがテーマですから、
ハッピーエンドになるはずもなく、

ラストの15分、
一気に悲しみが押し寄せてきて
圧倒されました。

衝動的にアンソニーに駆け寄って
(もうどっちのアンソニーかわからない)
ただ抱きしめたくなる。

書きながら思い出し、また泣けます。
アラフィフ女子の涙腺、ゆるすぎる。

でも、後味が悪かったかというと、
そうではなくて。

私自身は父と義父を亡くしていますが、
2人とも認知症にはならなかったので

認知症になった親と向き合った方には
辛すぎる作品なのか、それとも
介護ではないから美しすぎるのか。

 

子ども𠮟るな 来た道だもの
年寄り笑うな 行く道だもの

 

という言葉を、ふと思い出したり。

 

…「父の日」に、ダンナと観にいく映画
じゃなかった気もしますが、

この誰にでも起こりうる恐怖と悲しみを
鑑賞後に誰かと共有できてよかった。

そう感じた作品でした。

おすすめです。

4+

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